博物館で進むデジタルサイネージ化

狭いスペースにたくさんの情報を盛り込むことができるのもデジタルサイネージのメリットの1つです。博物館や美術館など展示物のあるスペースでは、デジタルサイネージを使うことで音声や動画などを組み合わせ、より多くの情報を閲覧者に与えられるような工夫がされています。1つのコーナーをコンパクトにまとめることができるため、より多くのものを展示することができるようになり、館全体のボリュームアップをさせることもできます。また、日本語だけでなく英語や韓国語、その他の外国語など複数の言語に対応することもできるので、日本語のわからない来館者がくるきっかけを作ることもできるでしょう。

動員人数のアップは収益向上にもつながります。博物館などに設置されるデジタルサイネージは、お客さんが操作して楽しめるものも多くあります。端末を1人で占有してしまうことがないような配慮や、来館者数を予想して複数の端末を置くなどしなくてはなりませんが、コンテンツの入れ替えをすることによって何度来ても楽しめる博物館にできるでしょう。専用の端末に専用のコンテンツを表示することが多いため、機材の購入や新しいコンテンツの制作などで導入には数百万円かかってしまうこともありますが、一度導入すればその後かかってくる費用はハードのメンテナンスやソフト部分の更新だけで済み、従来の人の手による貼り換え等と比較すると人的コストを抑えて運用することができます。

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