多様な情報を発信できるデジタルサイネージ

近年、病院や金融機関など多くの人が出入りする施設に行くと、入り口近くに大きなディスプレイ装置が置かれているのを目にする機会が増えてきています。それらの画面上にはフロアの案内や施設側からのお知らせなどが表示されていますが、中にはタッチパネル式になっていて、「どんな用件で来たか」という選択肢をタッチするとどの窓口に行けばいいかを教えてくれるようになっていていたりするものもあります。こうしたディスプレイ装置のことを、デジタルサイネージといいます。デジタルサイネージは「電子看板」という別称も持っていて、その名の通りデジタルデータを看板のように表示することができます。

静止画像に加えて動画も表示できるばかりでなく、製品によっては音声も再生することができます。そのため、多角的な情報発信が可能です。冒頭に掲げた病院や金融機関のほか、役所などの公共機関、ショッピングモールなどの商業施設、あるいはバス停留所をはじめとする屋外施設など、さまざまな場所で利用されています。デジタルサイネージの最大の特徴は、データの更新が容易なことです。

使用する時は外部のパソコンと接続したり、SDカードなどの記憶媒体を装置に直接挿入したりしますが、いずれの場合でも手元でデータを書き換えるだけで簡単に画像を変更することができます。ポスターを張り替えたり、看板を書き換えたりといった手間は必要ありません。また、数秒単位や数十秒単位など、時間を区切って画像を次々と切り替えることもできるので、より多くの情報を発信できます。

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